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400年前に実在・ひどいキラキラネーム、バカ親は織田信長だった

キラキラネーム ひどい
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今から400年前にもキラキラネームは実在した

 キラキラネームは、ここ最近表れたものではない。

 むしろ、今から約400年前にも存在していたのだ。

目次

キラキラネーム製造機・織田信長

 織田信長

 歴史上、とても有名な人物である。

 ただ、彼のネーミングセンスの酷さはあまり知られていない。もはやキラキラネーム製造機と言ってもいいぐらいである。

 ということで、信長が名付けた幼名を見ていこう。

実在するのが信じられない!あまりにひどい織田信長が名付けたキラキラネーム10選

奇妙(きみょう)

 長男である信忠の幼名は、奇妙(きみょう)だ。

 理由は、「生まれた時に奇妙な顔をしていたから」。

 信長のネーミングセンスの方が、奇妙だと思う。

 信長はかつて「大うつけ(大馬鹿者)」と呼ばれていた。

 あの頃のセンスは衰えていないようだ。

茶筅(ちゃせん)

 次男である信雄の幼名は、茶筅(ちゃせん)だ。

 茶筅とは、茶道で使う道具の名前である。

 つまり、道具の名前をそのまま息子に命名したわけだ。

 信長の特徴的な政策の一つに、茶器の政治利用が挙げられる。

 ちょうど茶道への関心があったから、この命名をしたのだろうか・・・?

於次(おつぎ)

 四男である秀勝の幼名は、於次(おつぎ)

 天下統一を果たした才人のセンスは、理解するのが難しい。

 そもそも幼名とは、死亡率が高かった子供の長生きを願うためのもの。

 だから、普通は縁起の良さそうな名前をつける。

 なのに、どうしておつぎなのだろう。

 というかなんの次なのだろう・・・?

 謎は深まるばかりだ。

於坊(おぼう)

 五男である勝長の幼名は、於坊(おぼう)

 坊は当時、「男の子」という意味で使われていた。

 つまり生まれた男子に、「男の子」と名付けたことになる。

 そのまんますぎない?

 奇妙も大概安直だが、こっちも違う意味でひどい。

大洞(おほぼら)

 六男である信秀の幼名は、大洞(おほぼら)

 「洞」は当時、「穴」と言う意味だった。

 つまり大洞で、「大きな穴」という意味になる。

小洞(こぼら)

 七男である信高の幼名は、小洞(こぼら)

 「小さな穴」という意味である。

 なぜなのかは分からないが、大洞と小洞だけセット感あふれるネーミングだ。

 なお、二人は双子ではない。

 ちなみにプロフィギュアスケーターの織田信成さんは、小洞こと織田信高の子孫らしい。

 先祖の幼名についてどう思っているのか、ちょっと聞いてみたい。

酌(しゃく)

 八男である信吉の幼名、酌(しゃく)

 実はこれ、お母さんの名前に由来している。お母さんの名前が、お鍋なのだ。

 「お鍋の子だし、酌」というノリで名付けたらしい。

 酌は、お酒に関係する単語だ。

 さては信長、お鍋をあてにお酒を飲んだ経験があるのではないか。

 だから酌なのかもしれない。

人(ひと)

 九男である信貞の幼名、人(ひと)

 信長の命名史上、最も安直なネーミングだ。一番飛び抜けている名前かもしれない。

 ありそうでなかった名前ではある。

 こんな風に名付けられたご本人の気持ちはいかがなものか。今より過去を生きた彼に、思わず同情してしまう。

良好(りょうこう)

 十男である信好の幼名は、良好(りょうこう)

 今までの名前があまりに癖が強すぎて、逆にいい名前に思えてきた。

 感覚がおかしくなっているのかもしれない。

縁(えん)

 十一男である信次の幼名、縁(えん)

 ・・・普通にいい名前では?

  なんだったら、現代でも通用しそうな名前だ。

 良好と縁、ともに信長の晩年に生まれたとされる。

 だから名前から癖が抜けたのかもしれない。

 老いてくると、ネーミングセンスの輝きも鈍ってしまうということか。

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