みなさんの周りに“希星”という名前の方はいらっしゃいますか?
この漢字を使う名前は、キラキラネームの始まりとも言われています。
キラキラネームという言葉がでてきたのは、2000年代前半。それから、20年ほど経過しており、今では同じ“希星”という漢字の名前でも、いくつかの読み方があると言われています。
今日はキラキラネームの始まりであり、様々な読み方も加わった“希星”という名前について、ご紹介していきたいと思います。
「希星」と書いて何と読む!?
「希星」の読み方ベスト3
前述した通り、“希星”はキラキラネームの始まりと言われています。
当時は、
「きらら」
と読まれていたとのこと。
その名前の読み方から取り、DQNネームと言われていた個性的な名前のことを、マスメディアが“キラキラネーム”と呼び始めたとも言われています。“きらら”の他にはどんな読み方があるのでしょうか。
調べてみると、最近では
“きせい”や“きほ”
と読まれることがあるそうです。
漢字は同じでも、様々な読み方があり、おもしろいですね。
「キラキラネーム」に当たるのかチェック
一般的な日本の名前と違って、個性的で華やかな響きや漢字を使った
名前のことを、キラキラネームと呼ぶ傾向があります。
「希星」という名前は、漢字自体に個性は特にないため、
キラキラネームに当たるのかどうかは、読み方にポイントがあると考えます。
「希」の読み方には「き」や「け」、そして「まれ・こいねがう」があります。
意味は、珍しい、うすい、ねがう、たまにしか起こらないこと、が挙げられます。
「星」の読み方には、「せい・しょう」や「ほし」があります。
意味は、ほし・天体、年月、重要な人物、めあて、小さな点、が挙げられます。これらを踏まえて前述の3つの読み方を考えてみましょう。
“きらら”は、“き”だけなら「希」の音読みに当てはまりますが、“らら”はどの漢字の読み方にも当てはまりません。
“きせい”は、“き”が「希」の音読み、“せい”が「星」の音読みに当てはまります。
“きほ”は、“き”が「希」の音読みですが、“ほ”はどの読みにも当てはまりません。
このことから、“きらら”と“きほ”は、キラキラネームであると言われる可能性が高いと考えられます。

“希星”は出生届で受理される?
過去には受理されていた!
2025年に改正戸籍法が義務化される前は、
戸籍に氏名の読み方は記載されませんでした。
世の中をアッ!と驚かせるような、キラキラネームが誕生した背景には、
このような理由があるんですね。
そのため、過去には「希星」で“きらら”と読む
名前は受理されていました。
調べてみると、インタビューを受けている方も存在しています。
現在は、改正戸籍法が施行されていますので、
戸籍に読み方まで記載されます。
以前と比べると、出生届が受理される基準は厳しくなっています。

「希星」に込められた意味を考える
キラキラネームと言えど、親御さんにはお子さんに
いろんな願いを込めて名付けます。
どんな願いが込められているのか
- 使われている漢字
- 読み方
この2点から考えていきます。
「希星」の漢字から意味・願いを考える
「希星」という漢字を分解してみると
- 「希」は音読み:キ/訓読み:まれ と読める
- 「星」は「セイ/しょう/ほし」と読める
夜空には「星」がたくさんあります。
宇宙全体で「星」の数は「1000兆の100万倍」あると
推測されています。
この天文学的な数字の中でも「希(まれ)」な「星(ほし)」
になって欲しい。
つまり
個性的で同調圧力には屈しない
強い自分を持って欲しい
そんな願いが込められています。
日本では「平等、みんな同じ」が一般的。
これは悪いことではないですが、ネガティブに見ると
個性がない。
そんな日本社会を打破できる人間に育って欲しい、という願いもあります。
「希星」の読み方から意味・願いを考える
「きせい」の読み方から意味・願いを考える
「きせい」という響きを聞くと「中性的」「スタイリッシュ」な
イメージが湧きます。
「中性的な男性/女性」の特徴には
- 中性的な男性:清潔感がある。女性並みに美しい。柔らかい雰囲気
- 中性的な女性:ボーイッシュで男らしい。内面が強い。細かいことに囚われない
という面があります。
親御さんは「男らしい」「女らしい」という、これまでの概念に
囚われない人間になって欲しいという願いがあると想像できます。
「きらら」の読み方から意味・願いを考える
「きらら」は「雲母(うんも)」と言われる鉱物の別名です。
「雲母(うんも)」は真珠のように輝く鉱石で、
光り輝くので、古代から顔料や装飾品として使用されていました。
ここから、他の人よりも「光り輝く」人間になって欲しい
という願いが込められていると考えられます。
「きほ」の読み方から意味・願いを考える
「きほ」という音を聞くと「古風」なイメージを受けます。
古風な名前を付ける親御さんの心境は
「上品さ、知性、落ち着き」を持った人間に
育って欲しいという意図が込められています。
- 上品であって欲しい:容姿だけでなく「言葉」や「所作」が美しく、穏やかでいて欲しい
- 知性があって欲しい:教養を学び、それを「自分のものにし」「活かし」「応用できる」ようになって欲しい
- 落ち着きが欲しい :心が動じず、常に安定した状態で過ごして欲しい
あまり「波瀾万丈」な人生ではなく、慎ましく、品のある
人生を歩んで欲しいとの願いが込められています。
受理されるための5つのポイント
戸籍に氏名の読み方が登録されるようになった、改正戸籍法が施行された目的は、行政手続きのデジタル化や、本人確認資料としての利便性向上、個人情報の保護強化と言われています。
受理されるには判断基準があるため、出生届が受理されるために押さえるべきポイントを5つ紹介します。
1つ目は、漢字と読み方の意味が反対になっていないこと。例えば「南」という名前なのに読み方は“きた”というように、明らかに漢字の意味と反対の読み方をつけると、受理されません。
2つ目は、漢字の書き間違いなのか、読み方が間違っているのか、はっきりと分かること。例えば、「一郎」と書いて“じろう”と読む場合では、漢字を書き間違えたのか、読み方を間違えたのか初見では分かりませんよね。このような名前も受理されにくいと考えられます。
3つ目は、漢字の意味や読み方と、名前の読み方に関連性があること。例えば、「七音」と書いて“どれみ”と読む場合は、漢字の読み方と名前の読み方に関連性がないため、出生届で受理されない可能性が高いです。
4つ目は、一般的な命名の傾向から外れていないこと。反社会的な単語や、差別的な単語だと判断されれば、受理されない可能性があります。例えば「大麻」という漢字を使った名前がありますが、これは現在では読み方がどうであっても受理されない可能性が高いです。
5つ目は、名前として認識できること。例えば「王子様」という名前だと、自己紹介で名乗ったとしても「え?名前が王子様ってこと?」と混乱しますよね。そのような名前は受理されない可能性が高いです。
この5つのポイントを押さえていれば、出生届はほぼ受理されるでしょう。
ベスト3の読み方を、5つのポイントに沿ってチェックしてみた
「希星」の読み方で紹介した、“きらら”“きせい”“きほ”それぞれが、出生届で受理されるかどうか、上記の5つのポイントに沿って確認してみましょう。
まずは“きらら”、響きはかわいいのですが、ポイント3つ目で紹介した「漢字の意味や読み方と、名前の読み方に関連性があること」にひっかかります。“らら”がどの漢字の読み方かが分かりません。そのため、出生届は受理されない可能性が高いです。
次は“きせい”、響きが洗練されていてかっこいい印象です。5つのポイントに沿って確認してみると、どのポイントもクリアしています。そのため“きせい”の読み方だと出生届が受理される可能性は高いと考えられます。
最後は“きほ”、読み方も珍しく個性的な名前です。これも、ポイント3つ目で紹介した「漢字の意味や読み方と、名前の読み方に関連性があること」にひっかかる可能性があります。ただ、最近の名前では「美優」と書いて“みゆう”と読んだり“みゆ”と読んだりする子どもも多々いらっしゃいます。そのような例もあるので、絶対に受理されないとは言い切れません。“きほ”と読ませたい場合は、出生届を出す前に、一度役所で確認するのがいいかもしれませんね。

「キラキラネーム「希星」の読み方と実は深い思いが込められていた」まとめ
キラキラネームも一般的になってきた現在、「希星」という名前の読み方には様々なものがあることを紹介させていただきました。改正戸籍法が施行されてまだ日がたっていないため、以前は受理されていた「希星」という名前が今も受理されるのかどうかについても紹介させていただきました。
個性的な名前を子どもにつけたい場合は、
①漢字と読み方の意味が反対になっていないこと
②漢字の書き間違いなのか、読み方が間違っているのか、はっきりと分かること
③漢字の意味や読み方と、名前の読み方に関連性があること
④一般的な命名の傾向から外れていないこと
⑤名前として認識できること を大切にしながら、考えてみてください。
自分も納得ができ、子どもが未来でも困らない素敵な名前をつけることができるといいですね。
